かれ4

かれこれ4個目のブログ

JAWSUGでLTしてきました。

今年最後のJAWSUG勉強会。


awsを選択する最大のメリットはくノ一がいることなのは間違いないのですが、
周辺サービスの充実も大きなメリットです。


まず会場内にSimpleDB使ってる人が少ない。
いや、みんなクラウド勉強会に行ってしまっただけだ。きっと。
SimpleDBってKVSだし、、、、使ってる人はみんな新宿でピザ食べながら参加してるんだ。


今回の隠しテーマは、
「SimpleDB使ってみようず啓蒙活動」
すでにSimpleDB使ってる人はきっとクラウド勉強会行っているはず
という思い込みで、あえてJAWSUGでSimpleDBをテーマにしました。


まずなぜ色々あるデータベースの中からSimpleDB選択したかと言うと、
cassandraとかtokyocabinetとか使うためにはそれぞれのインスートールもあるだろうし、
それを動かすインフラも必要になってくるし、、、
新しい事を素早く始めるためにも、そんなところに時間をかけるのはもったいないし、
運用の手間もなるべく減らしたい。

分かりやすく言うと「めんどくさい。今も今後も。」

という事で最終選考に残ったのは
SimpleDB、RDS、S3でした。
なんとも全部AWSなのはアレですが、、、、

そしてなぜここにS3がおるんじゃと思うかもしれませんが
こいつ単なるストレージじゃないんです。

検索こそは出来ないものの、立派なKVSとして使う事が出来る逸材です。

ちょいと脇道にそれますが
中の人のOさん曰く、SimpleDBはS3のインデクサ。
検索はSimpleDB、実態はS3でなんてお話をいただきました。


話を戻して、RDS vs SimpleDB
RDSってずっと24時間ずっと動いているWEBサイトや、ソーシャルゲーム
データベースだとすると月80ドルから使える安価で素敵なデータベースなんですが、

いつ使うかわからないけど、実際はそんなに使ってないような物の場合
結局ずっと立ち上げっぱなしで月に80ドルもかかるあまりelasticじゃない課金体系なんです。

その点SimpleDBなら、使ったデータ量、使ったCPU時間 だけの完全従量課金なので、安く上がる場合もあります。
しかも0円からのスタートです。

この、使い始めの早さ、運用の手間のかからなさ、スタート時の金額の激安さ。
この三点でSimpleDBを選択しました。


他にもRDBMSにはない、情報の持たせ方も魅力です。
ツリーのようにデータを持たせる事ができるKVSならではの使い方ができます

結合とかしなくても、一回の問い合わせで簡単に情報をとってこれます。
ただ、使ってみて気をつけなきゃいけないなと思ったのは
人間界のルールでのツリー構造をそのまま
SimpleDBのツリーの構造*1に当てはめると検索しにくくなったりします。

例えば


動物
哺乳類
|-犬
|-チワワ
|-柴
|-猫
|-みけ
|-とら

こんな感じに当てはめると、普段の分類分けみたく綺麗に見える気がするのですが、
全然使いづらくなります。哺乳類っていうアイテムを探したい場合ってあまりないですよね。
これをこうしてみると 哺乳類=犬 とか哺乳類=猫 みたいな検索でチワワや柴、みけやとら
といった値を取ってこれます。


動物
|-チワワ
|-哺乳類
|-犬
|-柴
|-哺乳類
|-犬
|-みけ
|-哺乳類
|-猫
|-とら
|-哺乳類
|-猫

生活の中にある階層構造を無視して 気軽に適当に親子の関係を入れ替えてみたりすると
RDBMSよりも全然便利だったりします。


取り合えず0円から始められるのでSimpleDBを試してみてはいかがでしょうか?

というまるでエヴァンジェリストみたいなLTでした。


意外にもそこそこアクセスがあるみたいなので、
せっかくだしアフィリエイトしてEDBに突っ込みます。

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このプレゼンは ○○ってサービス使ってるんじゃないか?
というついーとがちらほらあったので、種明かし。
Fireworksででっかい画像をつくって、それをKeynoteのマジックムーブで動かしていただけでした。


KeynoteのファイルとFireworkspngファイルをまんまS3にアップロードしてあるので、
そちらを参照して頂ければ、どんだけ泥臭い作りかわかるかと思います。

すらいど
画像





これ RX7の人(@namikawaさん*2 )が撮ってくれた写真。

実物より綺麗に見える。

USTのRECODEDはこちら

*1:なんとなくこんな感じ
Domain
 Item
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 Item
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*2:並河さんの著書
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